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<今月の温泉>'99.10〜12

 
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千葉県 龍神の湯 '99.10. 2 入湯


 
10月の温泉は千葉は外房の龍神の湯に行って来ました。
 

龍神の湯は平成8年に開湯した、比較的新しい温泉です。
館山から国道410号線をを白浜方面に進み、海に突き当たる直前に、龍神の湯の一軒宿の旅館「吉祥」があります。
吉祥 外観
吉祥の外観はタイル貼りの今風の造りですが、中は天井を高く取った純和風の部屋でした。(洋室もあります)

案内されたのは奥の建物の手前側の角部屋で、窓からは家々の向こうに海が見えます。
洲崎に向かって延びて行く平砂浦の海岸線。それに沿うように走る房総フラワーライン。
あ!洲崎の向こうには富士山の姿も!
 

お風呂は四角いお風呂ですが、温泉が良い!
吉祥 男湯
お湯は蛇口(女湯は岩の上から流れています)から出た瞬間は、ほんの少し白く濁っていますが、すぐに透明になってしまいます。

飲泉も出来、飲んでみると、味は殆どしないにもかかわらず、濃厚な感じです。
最初に飲んだ時、頭にスープのイメージが広がりました。

なんか効きそう。

壁一面の大きな窓から、生け垣に囲われた庭を眺めての入浴です。
外に露天風呂があればもっと良かったのですが、これだけ窓が大きいと露天の雰囲気充分。
特に朝風呂は、窓から朝日が燦々と差し込んでとても気持ち良かった!(^_^)/

あと、お湯自体は加熱していますが、湯量が多いので流れっ放しなのも嬉しい!
 

お湯に浸かっていると、お肌が独特の感じになって来ました。
ツルツルとかスベスベと違って滑る感じではないんですが・・・「しなやか」が近いかな?

また、ここのお湯はとても身体が暖まり、暫くすると汗が吹き出して来ます。お湯自体はややぬる目だったのですが、それでもこれだけ暖まるのは、温泉の効果でしょうね。
            夏向きではないかも(^_^)
 

夕食は当然海の幸づくし!
 
味も品数も大満足! とにかく全体のボリュームが多くて一度に食べ切られず、途中食休みを取ってしまいました(^^;)  地の魚メインで美味しかった!

朝食も10品もあって盛り沢山で、感心しました。でも朝からそれだけ食べるのは辛かった(^^;)
 

宿の周囲ものんびりした雰囲気で、とても良いところでした。
首都圏から気軽に行ける距離なこともあって、また行きたいと思いました。
 

 
温泉データ


宿情報

山海の宿 吉祥 〒294-0235 千葉県館山市大神宮335-1 Tel: 0470-28-2821
交通:     JR内房線館山駅より神戸回り白浜行きバス相浜下車 徒歩3分
日帰入浴:  可


付近のみどころ

吉祥の裏手の山には安房神社館山野鳥の森がある。
洲崎方面に延びるフラワーラインの途中には、南房パラダイス・館山ファミリーパーク等のプレイスポットが一杯。南房観光の基地に!

安房神社野鳥の森の放飼い孔雀南房パラダイス



埼玉県 大滝温泉 '99.11. 13 入湯


 
紅葉を求め、奥秩父の三峰山の大滝温泉に行って来ました。

西武線と秩父線を乗り継いで、やって来ました三峰口駅。目指す三峰神社は更にバスとロープウエイで登る、標高1100mの三峰山の山頂近くの尾根筋にあります。

紅葉の森
秩父の市内はまだ紅葉始まったばかりでしたが、標高1100mの三峰周辺は紅葉真っ盛り! 凄く綺麗でした。

天気も雲一つない快晴でまさに『紅葉日和』でした。
真っ青な空にもみじの紅や黄色が映えて、素晴らしいの一言!
右の写真はデジカメのデータを縮小したのみの生の色です。

実は1週間遅いかなと来るまで思っていたのですが、今年は例年より少し紅葉が遅かったらしく、どんぴしゃ!でした。
本当に来て良かった!
 

さて、三峯神社は日本武尊(やまとたける)がイザナギ、イザナミを祭ったのが始まりと言われる神社で、本殿は約340年前の建立です。

三峯神社 本殿/拝殿
拝殿に立つと、極彩色の彫刻に目を奪われます。
彫刻はこの拝殿周りだけではなく、八棟灯篭や水屋、随身門などいたる所に施されています。
拝観の際はじっくりと見て廻りましょう。

この三峯神社は尾根筋に建てられているので、ちょっと変わった社殿の配置になっています。
ロープウェイで登ってくると、鳥居をくぐることなく神社横に着いてしまいます。
こっちは裏口?

本来の表参道は本殿の裏、秩父側の登山道で、かなりハードな山道です。
それを登り切ると、奥宮を望む遙拝殿に着き、尾根を横切るように随身門を通り、今度は尾根沿いに額殿や神楽殿を右に眺めながら進むと、やっと青銅の鳥居が見えて来ます。
これが正式なルートのようです。

鳥居を抜け、階段を10段程登ると、もう拝殿という、正面の空間が殆どないのが特徴ですね。
その代わり、尾根に沿って横に社殿が展開しています。
右手の国常立神社や摂末社が並ぶ一角は、天に真っ直ぐ延びる杉木立に囲まれ、『神域』という雰囲気に包まれていました。
 

さてさて、今晩の宿は、この三峯神社内にある宿坊を一般客にも解放しているという、異色の宿「興雲閣」です。

予約のため電話したところ、「当方は宿坊ですので、旅館やホテルと同様と考えられては・・・」なんて言われたので、どんな所かと思ったのですが....

建物は鉄筋6階建で、一見、ホテルのようです。部屋もごく普通の和室でした。
しかし、建物が神社の本殿に繋がっていてそのまま行けたり、部屋の窓を開けると杉木立の中、すぐ横に本殿が見えるので、境内にあることが良く判ります。

また、祈祷のお客さんが大半を占めているのと、朝六時にモーニングコーヒーの案内を館内放送するところが、宿坊らしいですかね。
 

お風呂もごく普通の大浴場でした。

興雲閣 男風呂
湯口の上に小さな社があるのが宿坊の湯らしいかな?

お湯は下の大滝村の源泉から運び上げたものらしいので、正統温泉じゃないかも。

でも、お湯自体は濃いナトリウム泉で、少し塩味がしました。
入っていると、体がつるつるしてきます。 「美人湯」の名はダテじゃないかな?

まぁ、標高1100mの神社の中でこんな温泉に入れるのですから、ヨシとしましょう!
 

夕食もこれまた普通の料理でした。
宿坊なんだから、精進料理かな?と思っていたので、ちょっと残念。
でも、豆腐こんにゃく(こんにゃく豆腐?)が変わっていて良かったですね。
しかし・・・きのこ汁が冷めていたのが、減点。
 

朝靄の秩父
興雲閣も尾根に建っているので、私の泊った部屋側からは白石山が、反対側からは遙か秩父の町が望めます。
夜は秩父の夜景、朝は靄に沈む秩父の町と、とっても良い眺めでした。
特に早朝の靄が濃い時なんか、まるで雲海の上の天上の宿のようでした。
これだけでも、来た甲斐はあったかも?
 
 

温泉データ


宿情報

三峯山 興雲閣 〒369-0235 埼玉県土武郡大滝村大字三峯298-1 Tel: 0494-55-0241
交通:    秩父線三峰口駅より大滝村行きバス大輪より
          三峰ロープウェイ山頂駅下車 徒歩15分
日帰入浴:  可(¥500:タオル付き)


付近のみどころ

付近一帯が紅葉の名所。周囲には、三峰山博物館や三峰ビジターセンター、神領民家などがある。
三峯神社奥宮のある妙法ヶ岳までは、適度なハイキングと抜群の眺望が楽しめる。
神領民家三峯神社奥宮
 


宮城県 青根温泉 '99.12.  4 入湯


 
1999年最後を飾るのは、宮城の青根温泉です。

青根温泉は、蔵王の宮城側、花房山山腹の標高600mに湧く、山のいで湯です。
開湯は古く、享禄元年(1528年)で、伊達藩の指定保養温泉地とされていた温泉です。

青根温泉には、共同浴場が2つあります。

遠刈田温泉方面から上がって来て、山腹沿いの道を曲がり切ったところで、迎えてくれるのが、大湯です。大湯

ここが青根温泉の発祥の湯で、浴槽は天文十五年(1546年)に蔵王山中の転石を使って2年掛かりで造られたもので、大きなブロック状の石組みの浴槽です。
その一つ一つの石の大きさとセメントも使わずに組み合わせた技術が、注目されているそうです。(浴室外の掲示より)

外来入浴者は、近くのお店で入浴券(¥150)を購入して、入口横の木箱に投入して入浴します。

中は前述のように石の浴槽で、浴槽の幅が2m位、長さは10m強の細長いお風呂です。(写真を撮ったのですが、凄い湯気で真っ白(T-T))
昔の写真を見ると混浴だったようですが、今では完全に男女別になっています。

お湯は透明で結構熱いお湯です。
でも、とても柔らかい感じです。また、浴槽が広いので、端の方ではそんなに熱く感じませんでした。

このお風呂には、伊達家の代々のお殿様やその家臣も入浴したそうで、歴史を感じ、ゆったりとした気分で入ることが出来ました。
何故か、「頭の良くなる温泉」とあり、計3回入って来ましたので、これで少しは私の頭も???
 

面白いのは、浴室の入口の反対側にも扉があるのです。(お風呂屋さんのボイラー室への扉を想像して下さい)
これがなんと、写真後ろに見える旅館からの、入口なのです。
旅館の泊まり客もこの大湯が利用出来るというわけです。

旅館のお風呂を外湯として開放しているのか、外湯を旅館が共同利用しているのか、どちらかは判りませんが、いずれにせよ、¥150という低料金で利用出来るのは、ありがたいことですね!
 

外湯はもう一箇所、名号湯(みょうごうゆ)があります。
こちらは洒落た外観です。名号湯男湯名号湯外観

最近建て直したのでしょうか? まだ新しい感じです。

ここも¥150で入浴券を購入して、入浴します。
浴槽は大湯に比べるとこじんまりしていますが、木の縁にタイル貼りで気持ちいいお風呂です。

こちらも透明で熱いお湯が溢れていました。
やはり、ここにも奥に扉があり、名号館という旅館のお風呂も兼ねている様です。
こういう形式が、ここでは普通なのでしょうか?

場所が奥まったところにあるので、私が入った時は先客は一人だけでした。穴場かもしれませんね。
 

さて、泊ったのは大湯の隣・・・というか建物続きの湯元 不忘閣です。

湯元 不忘閣
ここは伊達家の保養所に指定された老舗の旅館です。

享禄元年の開湯以来、代々湯を守り、慶長17年に伊達藩主より「永代湯守」の号を賜り、湯別当となったそうです。

また、見事な日本庭園の一角に「青根御殿」と呼ばれる、伊達家の御殿が建てられています。
現在の建物は昭和7年に再建されたものですが、重厚な造りの建物で、皇族の宿所として使われていたこともあるそうです。
青根御殿
現在、内部には伊達家縁の宝物品が陳列されており、宿泊者はご主人の解説付きのツアーで、見学することが出来ます。

さすがに”御殿”なだけあって、しっかりした造りです。釘を一本も使っていないところも凄いですね!

また、伊達家縁の品々も凄いものばかりで、それが無造作としか思えないような保管の仕方がしてあって、それもある意味凄い!
例えば、当時の宿帳なんかも文箱から、ご主人はひょいとつまみ出したり、高名な画家の掛け軸も何気なく壁に掛っていたり(^^;)

それから2階からの眺めも中々です。
不忘閣自体が高台にあるのに加えて、更にその高台(不忘閣の1階から見ると3階位?)の2階なので、仙台、そして天気の良い日には太平洋まで見えるそうです。
あいにくこの日は天気が悪く、仙台も見えませんでしたが。

この眺めの良さが、伊達家の保養所に指定されていた理由の一つだったそうです。
つまり、青葉城と青根間でのろしによる通信をすることが出来る、ということです。
やっぱり有事の備えが重要だったのですね。
 

不忘閣のお風呂は、前述の大湯と御殿湯、新湯の3つがあります。

このうち、新湯は日によって家族風呂兼女性専用風呂として使われていますので、御殿湯に入りに行きました。
御殿湯
御殿湯は、慶長11年、伊達政宗公の入湯の際に、殿様専用として造られたお風呂で、丁度、青根御殿の真下(窓の外の真上が御殿)に造られています。

木の縁のタイル貼りの浴槽なので、風情という点では大湯の方がいいかな。

でも、大湯の方は飲泉が出来ないのに対し、こちらには湯口に柄杓が用意されていて、飲んでも大丈夫のようです。大湯とは泉質が違うのかな?
無味無臭・無色透明で単純温泉らしいですね。
ここのお湯も熱いお湯でしたが、やっぱり柔らかい感じがしました。
特にこの日は、外がとても寒かったので、この熱さがありがたかったですね。
 

夕食はとてもての込んだ料理ばかりでした。不忘閣 夕食
さすが伊達家御用達の宿。細かな細工がいろいろ入っていました。
牡丹鍋の味噌仕立ての味付けが美味しかった−ー!
また山の宿でありながら、海も近いので刺し身も新鮮で◎
 

部屋からお風呂まで遠いのが難点ですが、老舗旅館らしい良い宿でした。
 

 
温泉データ


宿情報

青根温泉 湯元不忘閣 〒989-0908 宮城県柴田郡青根温泉湯元 Tel: 0224-87-2011
交通:    JR東北線白石駅より遠刈田行きバス終点より送迎バス
          ※青根温泉行きバスもありますが本数が少ないので、宿に
           送迎をお願いした方がいいですね。
日帰入浴:  可(¥1000)  外湯の大湯は\150


付近のみどころ

蔵王エコーラインを行けば蔵王のお釜観光、遠刈田には宮城蔵王こけし館、蔵王ミンク毛皮館等が、白石駅周辺では白石城、武家屋敷等がある。
宮城蔵王こけし館白石城武家屋敷






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