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<今月の温泉> 2002.4〜6

 
 
 

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山梨県 裂石温泉 2002. 4.21 入湯

 
4月の温泉は大菩薩嶺の麓に湧く一軒宿の裂石温泉に行って来ました。

裂石温泉は塩山から青梅街道大菩薩ライン(国道411号)を登って行った、大菩薩峠登山口の入り口にあります。

JR中央線塩山駅から塩山市営バス大菩薩峠登山口行きで終点まで行きます。このバス、どこまで乗っても100円という低料金!ありがたいですね。

さて、バスはJRの線路を越えると後はずっと登り道をひた走ります。途中まではのどかな山里風景が続きます。

天気がいいと大菩薩嶺を仰ぎながら走れる、気持ちの良い道なのですが、今日はあいにくの小雨模様。大菩薩の湯のある、番屋のバス停付近からぐっと登りだし、黒門バス停を越えて終点の大菩薩峠登山口に近づくと、いかにも山間部の様相を呈して来ます。

終点に着く頃にはガスまで出て来て、肌寒いぐらい。
ずいぶん山懐に入ってきたような気がします。

バス停から青梅街道に沿って少し登ると、青梅街道に沿って流れていた重川が右に曲り、道は左へと曲る地点があります。歩きの場合、ここから青梅街道を外れ、重川の左岸の民家横の細い道を行くとすぐに露天風呂が見えます。

ここが裂石温泉の一軒宿雲峰荘です。

雲峰荘 玄関
本館の建物と玄関はもう少し登った川の対岸にありました。

玄関には大木を利用した看板?があり、山の宿の雰囲気がたっぷり!

横の水場には水芭蕉も咲いていました。

重川に沿って細長く延びた建物は、木をふんだんに使っていて、暖かい感じがします。
 
 

さて、まずは内湯から入ることにしました。

内湯である「かじか風呂」は玄関とは反対端、大広間の下にありました。
内湯 カジカ風呂
男湯は広々とした浴室に、どーんと大岩が横たわり、その手前に大きな浴槽があります。

ここが源泉そのままの浴槽です。

泉温は26.6℃と低いので、この時期、入るのには気合いが要りました。

しかし、浸かって暫くすると温度にも慣れ、じっくり入っていると、温泉の成分が染み込んで疲れが良く取れるような気がしました。

pH9.9という高アルカリの湯は霊泉としても名高いそうで、なんでも、この温泉に浸かって暫くすると指先から白い糸状の「癇の虫」が出て来るそうです。

残念ながら、私は見ることが出来ませんでしたが・・
 

また健康や美容に効果が大きいと、温泉水の販売も行われています。
部屋にはペットボトルでこの温泉水が用意されています。
 
 

閑話休題

裂石温泉の名前の由来は、今から1200年ほど前に一人の僧の修行中に落雷があり、石が裂けて温泉が湧き出したとからと言われています。

実際、温泉はこの大岩の裂け目から湧き出しています。
加熱浴槽
温泉の涌き口は浴槽内にもあり、湯量は豊富で浴槽からザバザバ溢れていました。

加熱した浴槽がこの他にもあって、源泉と加熱浴槽を交互に入ることで、より温泉の効果が上がるみたいです。

男湯に比べると女湯は狭いのですが、やはり大岩が浴槽に迫り出していて、「大岩風呂」の名前は伊達ではありませんね。
 
 

露天風呂は玄関を一度出て、川を渡った別棟にあります。
小雨の中、入りに行きました。

別棟の手前に直径・高さとも2m程の巨大なワイン樽が2つ並んでいます。
これが貸し切りのワイン樽風呂です。

ワイン樽風呂 外観

旅館の廊下に白板があって、鍵がぶら下がっています。
利用者は鍵がぶら下がっていれば、借用する時の時間と名前を書き、鍵を持って樽風呂へ。
鍵が無ければ自分の入りたい時間と名前を書いて予約するシステムになっています。
運良く鍵がぶら下がっていたので樽風呂に入ってみることにしました。

手前の樽が更衣室、奥の樽が浴室になっています。
ワイン樽風呂 内部
浴槽はあまり大きくありませんが、しっかりした木材を使った木の浴槽にザバザバ湯が注がれ、ザバザバ溢れていました。

窓からは重川が眺められ、貸し切りということもあって、静かに湯に浸かることが出来ました。
 
 

最後に露天風呂に入りました。

露天風呂は前述の通り、別棟にあります。
雲峰荘 露天風呂

ワイン樽風呂のすぐ下に別棟の玄関があり、一旦上がって右へ進むと男女別の更衣室。
そのすぐ外が露天風呂です。
更衣室は男女別ですが露天風呂は混浴。
残念ながら、誰も入っていませんでしたが・・・(^^;)

なお、夜7時から9時までが女性専用となりますので、女性の方も安心です。

露天風呂は上下2段に別れ、上の段の浴槽には巨大な塩山御影石の一枚岩の屋根が掛かっています。
入ると洞窟風呂のような雰囲気。
しかし、大岩はしっかり固定してあるとは言え、ちょっと恐かったです。
また、上の段に湯口があって温度が高目なので、ゆっくり浸かるには下の段の方が良さそう。

谷間にあり、周囲を生け垣で囲われているので、眺めは良くないですが、緑の中の静かな露天風呂でのんびり出来ました。
 
 

食事は広間で戴きます。
雲峰荘 夕食

山の宿らしく、山の幸メインの食事でした。
ヤマメの刺し身や塩焼き、カモ鍋が美味しい!

ブドウの名産地山梨の宿ですので、夕食の晩酌はワインをお願いしました。

「お薦めをお願いします」と頼んだところ、出て来たのは蒼龍葡萄酒醸造の「無添加赤ワイン」というワインでした。
ブドウの香りの良い、さっぱりしていながら味の濃い、美味しいワインでした。

雲峰荘にはワインの試飲室もあって、いろいろ試飲が出来るのですが・・・私のいった時間が遅くて、既に閉まった後でした(T-T)

朝食には青空卵という殻の青い卵が出ました。滋味の豊富な卵らしく、とってもしっかりとした味の卵です。美味しい!
 

翌朝は雲一つない晴天。鳥の声で目を覚ましました。
谷間にあるため、窓から見えるのは山だけ。新緑には少し早かったですが、対岸の梅(?)が満開!静かでのんびり出来た一泊旅行でした。
宿の方の対応も良く、人気があるのも判りますね。
今度は紅葉の頃に行って見たいな。
 


温泉データ


宿情報

 
旅館 雲峰荘 〒404-0022 山梨県塩山市上荻原2715-23  Tel:0553-32-3818
  交通: JR中央本線塩山駅南口より、塩山市営バス大菩薩峠登山口行きで終点下車、徒歩5分
  日帰入浴: 可 500円 6:00〜22:00
  ホームページ: http://www.unpousou.co.jp/
付近のみどころ
雲峰寺
大菩薩峠登山口バス停より右へ徒歩10分ほどの雲峰寺は、天然記念物のエドヒガンザクラで知られる古刹。

また甲州の鎌倉と呼ばれる塩山市内には武田信玄縁の恵林寺等の寺社がたくさん残っている。
大菩薩峠や柳沢峠等のハイキングにも・・
 



新潟県 村杉温泉 2002. 5. 4 入湯


 
今月の温泉は新潟県下越の五頭温泉郷の一つ村杉温泉です。

五頭温泉郷はその名の通り、五頭山の麓に出湯、今板、村杉の3つの温泉の総称です。
いずれも歴史のある温泉で、一軒宿の今板温泉を除くと共同浴場を持つ温泉です。
今回は一番南に位置する村杉温泉に泊まりました。

村杉温泉には古く、発見は700年ほど前に遡ります。

1335年、足利家の武将だった荒木正高が戦乱を逃れてこの地に着き、薬師如来のお告げによって温泉を発見したと言い伝えられている村杉温泉。温泉街にある石段の上には源泉の薬師の湯、そして正高が建てた薬師堂が今も残り、当時の面影を感じさせてくれます。村杉という地名は、この薬師堂へ続く道に、仏の恩に報いるために杉や松を植えたことから名付けられたと言われています。ラジウムを多く含んでいて、特に婦人病に効果があることから、古くから「子宝の湯」としても知られてきました。戊辰戦争で傷ついた勤皇の志士たちも、ここで湯治をしたそうです。

にっぽんのお湯処「みも」”の村杉温泉紹介記事より引用
http://oyu-dokoro.mimo.com/area/I/ia/ssg/000833/index.html











温泉街の一番奥、杉木立の中の薬師堂の入口から今でもこんこんとお湯が湧き出ていました。
薬師乃湯 外観
村杉温泉の共同浴場「薬師乃湯」はその源泉の前に造られています。

近年建て直されたらしく、まだ新しい三角屋根のログハウス風の建物で、中もタイル張りの綺麗で清潔なお風呂です。
薬師乃湯 男湯
入口の券売機で大人250円の入浴券を買って入ってみました。

温度はぬるめでしたが、つるつるするお湯で子宝の湯として親しまれてきたそうです。
 
 
 

2002年1月1日のテレビ朝日系の正月特番「全国温泉決死の生き残り大作戦」の中で、五頭温泉郷が紹介されました。
そのプロジェクトの一つとして共同露天風呂が出湯とここ村杉に誕生しました。

入浴券
入浴料は通常300円ですが、村杉温泉宿泊者はその宿で、入浴券を100円で購入することが出来ます。
 
 

村杉の露天風呂は薬師堂の横、深い杉木立の中に造られています。
村杉 露天風呂入口

入口から杉木立の中を進むのですが、このアプローチがいい感じです。

木立の中に木造の脱衣所が見えて来ます。

脱衣所のすぐ外に10人くらいは入れそうな岩風呂がありました。

村杉 露天風呂
少し高台にあるので、湯煙の向うに村杉の温泉街が、周囲はぐるっと杉木立が見えます。

この日は小雨の中での入浴となりましたが、先客は私と入れ違いに出て行ったので、常備されている菅傘を被ってのんびりと浸かることが出来ました。

この菅傘が良く似合うしっとりとした雰囲気の露天風呂でした。

女湯もほぼ同じような造りの様でした。
 
 

今晩の宿は見事なお庭のある環翠楼です。

6000坪もの広い敷地は殆どが大木の深い森で、これが一軒の旅館の中だとは信じられないくらいです。
環翠楼への道
北側の入口から入ると「どこまで続いているのだろう?」と思うほどの距離を森の中を進むと前方に池を囲むように明治と大正それぞれの時代に建てられた、がっしりとした建物が見えて来ます。

それが環翠楼の建物でした。

車から降りると女将がわざわざ帳場から庭まで出て迎えてくれました。なんか嬉しいですね。

環翠楼 建物
案内された部屋は玄関から左手の、別の入口から入った建物の2Fの部屋でした。

二間続きの広い部屋で、周りをぐるっと縁側が囲む、懐かしい感じの部屋です。

縁側から深い緑の庭を望むことが出来ます。年代物の建物ですが、良くて入れがされているので、綺麗で気持ちいい部屋です。

また、この建物には1F・2Fともに二部屋づつしかないので、離れのような趣と静かさでした。
 

お風呂はこの建物の廊下を大広間の方(玄関と反対方向)に行く途中にあります。
環翠楼 浴室

浴室は他の建物から比べるとずいぶん新しい様子。

石張りの浴槽に木(檜?)の壁と天井。長方形の浴槽には無色透明な湯が溢れています。
少し加熱している様子ですが適温で良く暖まりました。

窓の位置が高いので余り眺めは良くありませんが、周囲の木々を眺めながら入浴出来ます。

大木に囲まれとても静かで、ゆっくりとお湯を楽しむことが出来ました。
 

この日の夕食は部屋に運んで来てくれました。
環翠楼 安田牛ステーキ膳
予め、「安田牛ステーキ膳」で予約しておいたので、メインディッシュは安田牛のステーキです。
(写真以外にものっぺや鯉こく等数品ありました)

全体的には純和風のお料理ですが、ステーキの味つけも和風になっていて、違和感無く食べられました。

柔らかくて美味しかった〜

その他のお刺し身や鯉こくも良く吟味された材料で美味しくって、大満足です。
 
 
 

翌朝は雲一つない良い天気。鳥のさえずりで目を覚ましました。
雨上がりの木々の緑がとっても綺麗で、朝の庭園の散歩がとても気持ちが良かったです。
庭園の中には山田寒山の詩碑も建っているので散歩の途中にでも眺めてみては?

本当に静かな環境でのんびり出来ました。
紅葉の季節にまた、お邪魔したいな。
 
 


温泉データ

宿情報
 
環翠楼 〒959-1928 新潟県北蒲原郡笹神村村杉温泉 Tel:0250-66-2131
 交通: JR羽越本線 水原駅より笹神村村営シャトルバスで30分、村杉温泉下車すぐ
 日帰入浴: 可 400円(要確認)
 ホームページ: http://www.van-rai.net/kansuirou/


付近のみどころ
 

瓢湖の夏五頭山山頂まで出湯登山口から約3時間半。
登山の基地として利用されている。

水原駅から村杉温泉に向かう途中には白鳥の越冬地として有名な瓢湖がある。
夏は一面に蓮の花が咲き乱れる。

また車で10分ほどのところにロシア村やわんわんパーク201がある。

 
詳しい観光案内は五頭温泉観光案内(http://www.vill.sasakami.niigata.jp/kankou/ )へ!


埼玉県 下津谷木温泉・おがの温泉 大竜寺源泉 2002. 6. 1 入湯

[ 下津谷木温泉 ]   [ 大竜寺源泉 ]


<下津谷木温泉>
 
6月の温泉旅行は埼玉の秩父は小鹿野町に行って来ました。

小鹿野町は西秩父市の山懐、赤平川沿いに広がっており、小鹿野歌舞伎で有名な町です。
町中には江戸時代の本陣として使われた嘉永年間建築の部屋の残る旅館等、古来市場町として栄えた面影を今に残しています。

そんな小鹿野町の東に1994年に誕生した町営日帰り温泉施設がクアパレスおがのです。
温泉愛好団体の「美人の湯」の人気投票で、首都圏内1位を獲得したそうで、楽しみ。

般若の丘から
般若の丘という公園の一角の塔を載せたお城を思わせる建物がクアパレスおがのでした。

公園から入った入口は2Fになっていて、物産コーナーとレストランになっています。

浴室とクアゾーンは階段を降りた1Fになってます。
クアパレスおがの 浴室
扇形の浴室は大きな窓に沿って、長く伸びた温泉の浴槽とハーブ湯の浴槽が並んでいます。

お湯はやや白味を帯びた透明でつるつるしました。

ハーブ湯は緑褐色でいかにも効きそうな感じ。
丁度陽が射し込んで気持ち良く入れました。

クアパレスおがの 露天
窓の外には庭園風の露天風呂があり、周りは囲われているものの、敷地が広く取られているので開放感はたっぷり。
いい感じ。

ぬるめのお湯でのんびり浸かる事が出来ました。
 
 
 
 

温泉データ

     下津谷木温泉:     含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉   17.5℃
 

日帰入浴施設

 
クアパレスおがの    〒368-0103 埼玉県秩父郡小鹿野町般若359-1 Tel:0494-75-1123
 交通: 西武池袋線 西武秩父駅から 小鹿野車庫または栗尾行き西武バスにて三島下車徒歩15分
または西武秩父駅よりミューズパーク循環バス「ぐるりん号」にてスポーツの森バス停で無料送迎車に乗り換え(7月下旬〜8月末または土・日・祝日運行)
 日帰入浴: 800円  10:00〜21:00(受付終了20:00 ※冬期平日は10:00〜20:00まで)
 ホームページ: http://www5.ocn.ne.jp/~ogano/kurpalace/
割引チケットあり!

[ 下津谷木温泉 ]   [ 大竜寺源泉 ]


<おがの温泉 大竜寺源泉>

 
宿泊はクアパレスおがのからも見える場所にある、「くつろぎの宿 心の郷里 梁山泊」にしました。
梁山泊 入口
門の両脇には2頭の獅子が、玄関前には昇龍がお出迎え。

縁起の良さそうな宿ですね。
 

梁山泊 浴室入口
お風呂は本館の右端にありました。

男女別の入口には歌舞伎役者の暖簾が掛かっていて、歌舞伎の町だな〜と改めて思いました。

浴室は昇龍の湯と呼ばれる、総大理石の立派な浴室で、大竜寺源泉のお湯が注がれていました。
梁山泊 昇竜の湯
大竜寺源泉というのは小鹿野町にある大竜寺というお寺の近くに湧く温泉(?)で、そこから運んでいるのかな?

少し白濁気味のお湯で、つるつるした感触でした。

大きな窓から竹林を眺めながら、のんびりと入浴して来ました。
 

梁山泊 義人菜
夕食は義人菜と呼ばれる水滸伝の故事にちなんだ料理で、シシ鍋をメインに盛り沢山の料理が食べ切れないほど並びました。

お腹一杯〜〜!
 
 
 

料金もリーズナブルで、飾らず普段着でふらっと訪れらる、そんな宿でした。
 
 
 
 

温泉データ 宿情報
 
くつろぎの宿 心の郷里 梁山泊 〒368-0103 埼玉県秩父郡小鹿野町般若260 Tel:0494-75-2654
 交通: 西武池袋線 西武秩父駅から 小鹿野車庫または栗尾行き西武バスにて三島下車徒歩15分
 日帰入浴: 可 500円(10:00〜21:00)
 ホームページ: http://www.rzp.co.jp/


付近のみどころ

小鹿野町には秩父ミューズパークみどりの村等の広大な自然公園や宮沢賢治も訪れたという「ようばけ」で知られるおがの化石館等、ファミリーにピッタリな施設が点在している。
小鹿野町名物の小鹿野歌舞伎は小鹿野町内の神社のお祭りの時に上演されるので、小鹿野町のHPのスケジュールで確認を・・
秩父札所34ヶ所巡りの内、31番・観音院と 札所32番・法性寺もある。



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